パスワード評価ツール

パスワード強度評価

概要
パスワードの強度は，パスワードに使われる文字から評価できます．
一般に，強いパスワードを作るには次のような点に留意する必要があります．
- パスワードの文字数は多い方が良い (一般的には，8 文字以上)．
- 小文字と大文字を混在させる．
- 1 つ以上の数字を用いる．
- 記号，特殊文字 (!,@,#,$,%,^,&,*,?,_,~など) を用いる．
- 連続した文字や数字は避ける．
これらの観点からパスワードを評価し，強度評価スコアとして計算します．

強度評価スコア
パスワードの強度スコア PS をパスワードに使われる文字数や文字種から次の式の値 (ポイント) により評価します．

PS = L_PW (1 + L_PW / 10)

　　 + (N_L・f_L + 1)(N_U・f_U + 1)(N_N・f_N + 1)(N_S・f_S + 1) / (L_PW / 4 + 1)

ここで，L_PW はパスワード長，N_L，N_U，N_N，N_S は，それぞれパスワードにおける小文字，大文字，数字，記号の数です．また，f_L，f_U，f_N，f_S は，それぞれ小文字，大文字，数字，記号の重み係数です
文字の重み係数は，パラメータであり以下としています．

・小文字	:	F_L = 1.0
・大文字	:	F_U = 1.2
・数字	:	F_N = 1.3
・記号	:	F_S = 1.5

強度評価ツール
JavaScript で記述されたパスワード強度評価ツールです (クライアント側で動作)．
パスワード欄にパスワードを入力すると，強度スコア (ポイント)とパスワード評価 (5段階:Very weak(<20) / Weak(20～39) / Medium(40～149) / Strong(150～499) / Very strong(>500)) が文字入力毎に表示されます．また．評価ポイント欄に強度評価ポイントの内訳が表示されます．

パスワード：

強度スコア：パスワード評価：

評価ポイント:

パスワード解析時間評価

概要
パスワードを総当りにより解析できる時間の平均値 (解析時間 L) は，
L = P・S / R = A^M /(2R)
で求められます (→ パスワードの推定)．
ここで，
- P：パスワードが推定される確率 (= 1/2)
- R：単位時間に行えるパスワード探索回数
- S：ユニークなパスワード数（パスワード空間）
  S = A ^M
  A：パスワードに使われる文字種類
  
  M：パスワード文字数
です．
この時間は，パスワードの有効期間の判断基準として利用できます．
解析時間評価ツール
パスワードの解析時間を上記の式で求める Javascrypt のツールです (クライアント側で動作)．
A，M，R の値を選択または設定して計算ボタンを押すと，パスワード解析時間を計算し表示します．

パスワードの文字種類 A ：
パスワード文字数 M：
単位時間に行えるパスワード探索回数 R (回/秒)：

パスワード解析時間 L ：