エクストリーム・プログラミング (XP)

XP とは

エクストリーム・プログラミング (eXtreme Programming: XP) は,Kent Beck氏らが考案し提唱しているソフトウェア開発手法である. XP は,従来のウォーターフォール型の開発方法論と比較して,開発の初期段階の設計よりもコーディングとテストを重視しており,各工程を順序立てて積み上げていくよりも常にフィードバックを行って修正・再設計していくことに重点を置いている.

XP は次のようなケースのソフトウェアの開発に向いた手法とされている.

XP の原則

システムを開発する上では,次の 4つの変数が重要となる.XP は,これらの相反する項目のバランスを採りながら開発する手法である.

XP のプラクティス

開発チームが行うべきプラクティス (習慣,実践) である.これらのプラクティスを実行することが,XPを実行することになる.

初期には以下に示す 12のプラクティスであったが,その内容をより理解しやすくするための改定が数度行われている.プラクティスの追加と対象者の立場による分類(共通,開発者,管理者,顧客)であある.しかし,本質的な内容や理念は変わってはいない. これらのプラクティスは,固定的,強制的なものではなく,また各プラクティス間には相関関係がある.

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